鬱症状の治療例

  42歳  男性

職業は、大学で美術の教師をされています。

主訴、やる気が出ず、仕事が手につかず、その事で落ち込み、鬱症状を感じている。また、朝が起きられないとの事。約一か月前からです。

現在、心療内科などの医療機関は受診しておらず、精神安定剤などの服用はありません。しかし、鬱の症状は、冬になると発症しやすいそうです。

10年前に心療内科を受診されたそうで、投薬治療をおこなっていましたが、薬が合わず、半年でやめられたそうです。

主訴以外の症状は、頭がモヤモヤして集中力が散漫になるそうです。また、首・肩のコリ感と、背中の強張りがあります。その他に、足の冷え。

睡眠の状況は、大変不規則で、3時間であったり、7時間だったりします。朝は、5時~6時に起きなければならないのですが、起きられない事があるそうです。眠りが浅く、夢ばかり見て、何度も中途覚醒するそうです。

食事については、朝食は、子供と妻のために作り、自分は食べない事が多い。昼食は、手弁当であったり、学食を使う事もあります。食欲はあり、しっかりと食べているようです。

アレルギーは、杉花粉による花粉症で、目の痒み、くしゃみ、鼻水、鼻づまりがあり、現在、市販薬を服用されています。

治療1回目

腎虚脾虚の相剋で治療を始めました。

治療2回目

変わらず朝がつらいが、少し元気になったような気がするとの事

治療4回目

2週間後の来院となりましたが、先週、街中で、背中にアイスクリームをつけられ、怒ってしまったそうです。その後数日間落ち込んでいたそうです。

治療5回目

疲れて鬱っぽくなる事もあるが、調子が良い感じがあるそうです。

治療6回目

三日前から、副鼻腔炎で鼻の奥と左顔面に痛みを感じ、右の耳にも違和感があるそうです。また、やる気がなく、過食になっているとの事です。

治療10回目

副鼻腔炎の症状は、ほぼ消失しました。大学の行事で、大変に忙しい時もあったそうですが、なんとか乗り越える事が出来ているようです。しかし、仕事と家庭のストレスから、やる気がでず、落ち込む事もあります。

    北村はり院

         電話 0967-32-8597

         熊本県阿蘇郡小国町宮原1612-1

                       院長 : 北村 浩太郎

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