肩凝りの治療例

慢性の肩凝り　　　２７歳　　女性

主訴は慢性肩凝り

その他の愁訴としては、冷え症と睡眠不足を訴えておられます。現在、８カ月になる女の子の育児で、育児産休中だそうで、この期間を利用して治療したいと来院されました。

肩凝りは、小学生高学年頃から患っておられます。左右どちらかといえば、左側のコリ感が強く、首　背中にかけてつらいとの事。

その他、冷え症があり、夏のクーラーが苦手で、また、冬になると靴下を履いて寝ているそうです。

夕方になると、足の浮腫みが気になるそうです。

睡眠は、平均して６時間程度ですが、睡眠中、夜中に２度～３度子供に起こされ、満足な睡眠が出来ていないので、たまに、子供と一緒に昼寝をしています。睡眠不足の為か、１日中倦怠感を感じておられます。眠りが浅く、寝つき・寝起きも悪いそうです。

その他、アレルギー症状としては、花粉症があります。

治療１回目

肝虚・肺虚の相剋調整にて治療を始めました。

治療２回目

「前回治療後は、肩が楽になりました。」

しかし、２～３日前から胃の痛みを感じておられます。また、ドライアイで、目がショボショボするのが気になるそうです。

治療４回目

肩凝り、目の疲れもあるが、胃の痛みは、最近落ち着いているそうです。

治療９回目

肩凝りは、随分と楽になってきているそうです。変わらず夜中に子供に起こされてはいますが、そんな中でも、深い眠りが出来てきているようです。

その後、育児産休の期間中に６回の治療を行い、肩凝りはかなり改善しました。

肩凝り（ＶＤＴ症候群）　　４７歳　　女性

職業は会社員で、1日中パソコン作業をされています。

主訴　左肩の痛み

元々、小学生の頃から肩こり症だったとの事ですが、今回の肩の痛みは半年前頃からあるそうで、今は左に痛みがありますが、右が痛む事もあるそうです。

その他には、目を酷使する事による眼精疲労。1日中パソコン作業で座りっぱなしのために、股関節などの関節が固まる感じがある。また、閉経が近いためか、最近生理周期が乱れているそうです。

睡眠は、ほぼ決まった時間に就寝されますが、2時頃に1度目が醒め、それから寝つきが悪く浅い眠りになり、夢を良く見て、寝起きが悪くなるそうです。

便通は、平日は良いが、週末になると便秘になるそうです。

治療１回目

治療後、首、肩周りが軽くなったとの事です。

治療3回目

頸部と肩上部の過緊張は緩んでいるようです。また、以前よりは、睡眠の質が良くなってきたとの事です。

治療4回目

肩こりはまだありますが、眼精疲労が楽になったと喜んでおられました。

週末に鎌倉へ出かけ、左の膝を痛めてしまったそうですが、この日の来院時には痛みが少し残っているとの事でした。

治療5回目

肩こりは感じておられますが、 膝の痛みは軽快しています。

治療11回目

肩こり・眼精疲労ともにほぼ完治しました。

肩凝り（頚肩腕症候群）　　　４５歳　　男性

職業は、飲食店を経営されています。

主訴　肩こりと腰の違和感。

最近肩こりが気になるという事で来院されました。肩こりは、左右共に感じているそうですが、特に左に強く痛みを感じているとの事です。腰の違和感は、常にではありませんが、体が疲れたり、逆に寝すぎたりすると腰の骨がずれたような感じになるそうです

仕事の関係で、寝る時間は大変に不規則との事ですが、寝つき・寝起き共に良好で、７～8時間ぐっすりと眠れているそうです。

１７歳の頃にギックリ腰を発症しています。そして、２７歳の時に再発しております。この時は、寝たきりになり、匍匐前進でトイレに行っていたそうです。治療も、車いすで接骨院に週1～2回、1年ほど通われて低周波治療を続け、日常生活には支障がない程度に回復されましたが、完治はしておらず、右足の足先に痺れが後遺症として残っているとの事です。

　治療１～２２回目

治療後は、少し軽くなったといいますが、また肩が痛いと来院されるのを繰り返す感じでした。

22回の治療を行い、足の痺れは少し残っていますが、気にならない程度になっているとの事です。

　治療23回目

大変忙しく、たまに来院する状況でした。1週間ほど前から右腕に痛みを感じるようになったとの事で、フライパンを使っての調理が原因だと思われています。

　治療24回目

右腕の違和感は、フライパンの持ち方を変えることで対処しているそうです。

　治療30回目

慢性的な睡眠不足に悩まされており、また、立ち仕事による疲労と倦怠感があるそうです。

　治療49回目

「肩の痛みが気にならなくなってきた。」

ギックリ腰による後遺症は、かなり改善しました。